つい最近まで暑かったのにあっという間に冷たい秋の風が吹いてきましたね。このような季節の変わり目に体調を崩すインコが増えています。
インコの様子がなんとなくおかしい。でも、インコを診てくれる動物病院なんて分からないし、もう少し様子をみようかな。なんて経験はありませんか?
それ、よくわかります。犬や猫を診てくれる動物病院は沢山ありますが、インコを診てくれる病院ってなかなか無いんですよね。
この記事ではインコを専門的な知識で診察しくれる動物病院の探し方・病院に行く際のマナーをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
インコを診てくれる動物病院の探し方
知り合いから紹介してもらう
インコを診てくれる動物病院を探す際に、身近にインコを飼っている知り合いがいるなら、行きつけの動物病院を紹介してもらうのが一番手っ取り早いです。
なにより実際に行ったことがある人の情報なので安心です。
「いやいや、聞ける人がいれば、この記事にはたどり着いてないよー」と、思っちゃいましたか?安心してください。その場合は次の探し方があります。
インターネットでインコの専門知識がある動物病院を探す
インターネットの環境が整っているのであれば、ネット検索するのがおすすめです。全国の鳥を診てもらえる病院が出てくるので、あなたの家の近くの動物病院も見つけやすいでしょう。
「よし!早速ここの動物病院へ連れて行こう!」と、すぐに行こうとしたあなた。ちょっと待ってー。
インコを診られるというだけですぐに動物病院へ行くのはとっても危険です。中には爪が折れて止血するだけなら・・・という動物病院もあるので、症状によっては断られる可能性があるので注意しましょう。
ホームページなどを見ると鳥の専門知識がある病院かどうかがわかりやすいですよ。鳥の病気の症状を画像付きで詳しく説明してくれている動物病院もあるので勉強にもなります。
ネットで動物病院を見つけたらまず電話をして、インコの症状を説明したうえで診てもらえるかどうかを確認しましょう。
近所の動物病院に電話をする
ちょっと手間がかかりますが、近所の動物病院へ何件か電話をしてインコを診てもらえるか確認するという探し方もあります。
インターネットに載っていない動物病院もあるので、こんな近くにインコに詳しい動物病院があったとは・・・ということもありますよね。
なにより近所なら移動時間が短くて済みます。
合わせて読みたい

覚えておくべき5つのマナー
無事にインコを診てくれる動物病院は探せたけれど、動物病院へ連れていくときにはどんなマナーがあるのかしら?と不安になってしまいますよね。
ここでは一般的な動物病院でのマナーをご紹介していきます。
病院に行く前に電話連絡をする
病院により完全予約制のところや、鳥を診てくれる先生が毎日いない場合があります。
飛び込みで来院しても、合間に見てくれる動物病院もありますが、診察までの待ち時間が長いとインコの体力を消耗してしまいます。
また、予約で来ている他の動物達の診察時間もずらしてしまう可能性もあるので、事前に電話連絡をして、いつ来院したら良いかを確認しましょう。
時間を守る
予約時間があるようなら時間厳守で動物病院へ行きましょう。初めて行く動物病院では問診票を記入することがあるので、余裕をもって出かけるようにしてください。
もし、遅刻してしまいそうになった場合は必ず電話を入れ、どれくらい遅れそうなのかを伝えるようにしましょうね。飼い主さんが焦るとインコにも不安が伝わってしまうので、時間と心に余裕を持つことが大切です。
また、予約制ではない動物病院の場合でも検査や診察に時間がかかることがあるので診察終了時間のギリギリではなく、早めに受診するようにしましょう。
いつからどのような症状だったかをメモしておく
いざ診察室に入り先生と向き合うと、とても緊張しますよね。そんな時に先生から質問をされると頭が真っ白になり、答えられなくなってしまうこともよくあります。
いつからこんな状態なの?食欲は?水は飲んでる?室温はいつもどれくらい?などなど・・・いろいろ聞かれる可能性があります。
そんな時のためにも、いつからこのような症状なのかを、できるだけ細かくメモにまとめておくと便利ですよ。
病院は連れていったら終わりではありません。いつもそばにいるあなたの情報が診断には大変重要なヒントになることが多いのです。
また、言葉で表現できないような症状がある場合は携帯電話で動画を撮るのも役に立ちます。我が家のインコは発作のような症状があり、動画を先生に見せたところすぐに病名が判明しました。
プラスチックケースやかごには1羽だけ入れていく
インコを複数で飼っている場合にありがちなのが、いつも過ごしている鳥かごをそのまま持って行き、他のインコも一緒に連れて行ってしまうことです。
実は我が家も注意されました。糞の状態を確認したり、検査をする場合にどのインコの糞だかわからなくなってしまうからです。
ただ、動物病院によってはいつもの環境を見たいと言ってくる場合もあるので、事前に電話でどのように連れていけば良いかを確認しましょう。
ケースにカバーをかける
慣れない場所で外が見えると興奮したり、暴れたりするインコもいます。カバーをして薄暗くしてあげることで、少しでもインコが安心して過ごせる環境を作ってあげましょう。
また、猫や犬などのインコ以外の動物が来院している可能性も高いので、お互いに刺激しないようにするための目隠しにもなります。
インコを連れて動物病院へ移動する時の注意
インコを動物病院へ連れていく手段は、歩き・車・自転車・電車・・・などありますが、とにかく大事なのが保温です。体温が下がると体力がどんどん落ちてしまいます。
温かい部屋の中から外に出る時は、できるだけ温度差がないようにケースの温度を保ちましょう。その際、使い捨てカイロをケースの中に入れるのは危険です。
使い捨てカイロは酸素を使って熱を出すので、小さいケースの中ではインコが酸欠になってしまう可能性があるのです。湯たんぽなどで保温するのが良いでしょう。
ペットボトルで作った簡易湯たんぽでも結構温かさが長持ちしますよ。また、移動の際には水はケースに入れないようにしましょう、振動でインコにかかってしまうと体温を奪ってしまいます。
合わせて読みたい

まとめ
インコの具合が悪くなっても焦らずに済むように、普段から健康診断をかねて受診するなど、いきつけの動物病院をみつけておくと安心ですね。
これからもあなたの可愛いパートナーと元気に楽しく過ごしましょう。
コメント