あなたは動画などで、とても上手におしゃべりをするインコを見たことはありますか?飼い主さんが「おはよう」と言うと、同じ言葉で「おはよう」と返してくれます。
とても上手いのでびっくりしてしまいますよね。同じ鳥でもスズメやハトはどうしておしゃべりしないのでしょう。どうしてインコはおしゃべりが上手なのか気になっているあなたのために、その理由をご紹介します。
インコがおしゃべりする4つの理由
インコはどんな理由でおしゃべりができるのでしょうか。それには大きく4つの理由があります。
インコの舌は発達していて、おしゃべりをしやすい
インコの舌は人間の舌ととてもよく似ていて、筋肉がスムーズに動くようにできています。なので、いろいろな音を出すのも得意なんです。
インコはエサも上手に殻を割って食べるということもあって、舌が発達したそうです。
仲間とのコミュニケーションに必要
インコはとてもコミュニケーションを大切にする動物です。
他のインコが鳴けば、同じように鳴きます。それで仲間とのコミュニケーションをとっています。インコはオスの方がおしゃべり好きとよく聞きますが、好きなメスのインコの気をひくため、オスのインコは一生懸命メスの鳴き声を練習します。
そして、私たちと一緒に暮らしているインコも、飼い主さんに喜んで欲しくて言葉を真似するんです。上手におしゃべりができたら、たくさん褒めてあげましょう。
とてもよろこんで、どんどんいろいろな言葉を覚えるかもしれませんよ。
声を出す器官が他の動物より発達している
インコの肺の上にある鳴菅(めいかん)という器官があり、その器官を震わせて声をだします。人間には声帯が発達しているのでいろいろな声が出せますよね。
インコも人間も同じような仕組みで声を出しているのです。猫や犬は、この器官が発達していないので人間の声を真似るのがむずかしいです。
人間の脳と声帯のつながりがインコも同じ
人間が声を出そうと脳が命令をする時、声を出す声帯とつながっているので声がでます。インコも人間と同じように脳と声帯がつながっているそうです。
人間ににている猿でさえ、この器官は発達していないそうですよ。
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インコが人の言葉を喋れる理由は人間との共通点が複数あるから
インコがコミュニケーションをとても大事にしていて、舌も声帯に変わる器官も人間と同じように発達しているのが分かったと思います。
インコも人間も最初は言葉もわからないのでおしゃべりができません。どちらも親から言葉を教えてもらって、おしゃべりができるようになるところも同じですね。
おしゃべりができるインコでも親や、近い人の発する音に出会わなければ、いくら発達する器官があってもおしゃべりはできないのです。そう考えるとインコがなぜ言葉を喋れるかという理由は、人間ととてもよく似ていますよね。
インコの中でもおしゃべりが上手な種類は?
インコがみんなおしゃべり上手だと思ってしまいますが、インコの中でもおしゃべりが上手な種類がいます。
ヨウム
全体的に灰色に後ろの方だけ赤い尾羽が特徴の大型インコです。ちょっと目つきが悪くて睨んでいるような目が特徴ですが、とても頭がよく人間でいうと5歳児くらいの頭の良さがあるそうです。
歌を歌ったり、声を変えたり、インコの中でおしゃべりNo.1です。言葉の意味を理解していると言われています。
セキセイインコ(オス)
上記でもでてきたセキセイインコのオスも、やはりおしゃべり上手なインコの仲間に入ります。物語など長文を覚えるのが得意です。
我が家のセキセイインコもオスなので、いろいろな言葉を覚えておしゃべりしてくれます。調子の良い時に、ごにょごにょ何か喋っていて、おしゃべりの練習をしているようです。
ボウシインコ
好きな人には積極的におしゃべりをし、嫌いな人には無視をするという、好き嫌いがはっきりしているインコです。大好きな人には言葉を覚えてたくさんおしゃべりをします。
音のモノマネが得意で、よく聞くチャイムの音など覚えてしまうそうですよ。おしゃべりが好きすぎて興奮し、大きな声で鳴いてしまう事もあります。
ウロコインコ
羽根がウロコのように見える、陽気で楽しい事が大好きなインコです。
おしゃべりする子の個体差は激しいですが、根気よく教えるとおしゃべり大好き!になる子もいます。
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まとめ
インコがおしゃべり上手な理由、人間との共通点などまとめましたが、どうでしたか?インコはとても頭がよく、私たち人間の言葉をとてもよく聞いています。
我が家のインコも「なんでその言葉を覚えたの?」という言葉を、毎日うれしそうにおしゃべりします。
人間の言葉を覚えやすい子は、人間のことが好きな子が多いようですよ。おしゃべりをする子は個体差もあるので、愛情を持って接していれば自分の名前を覚えておしゃべりしてくれるかもしれませんね。
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