毎日楽しいおしゃべりや可愛らしい姿を見せて飼い主を楽しませてくれるセキセイインコ。セキセイインコは今では人気のペットとして飼う方が増えてきましたよね!
どんなペットでもそうですが、せっかくお迎えしたなら少しでも長く一緒に過ごしたいとそう思うはずです。しかしセキセイインコは私たち人間のように何十年も長生きすることはできません。
きちんとセキセイインコの寿命を知り、人より短い一生における毎日の大切さを感じながら沢山の愛情を注ぎお世話してあげたいですよね(*^-^*)
実際私もセキセイインコが大好きで、以前2羽飼っていました。どちらも平均寿命までは生きず病気で亡くなってしまいました。
セキセイインコの寿命は基本10年ほどだと言われていますが、私たち飼い主の不注意や無知などで寿命を縮めてしまう場合もあります。
今回は、セキセイインコの寿命を縮めてしまう原因や平均寿命についてご紹介したいと思います。
セキセイインコの寿命を縮める8つの原因
寿命を縮めてしまう原因は、病気はもちろん、普段の生活の中の身近なものなどたくさんあります。寿命を縮めてしまう主な症状や原因となる物は下記のようなものです。
- 肥満
- 病気(卵詰まり、精巣腫瘍)
- 鉛やアロマなどによる中毒
- 他のペットからの攻撃による事故
- 飼い主の不注意による事故
- 窓ガラス
- 観葉植物
- テフロン加工の調理器具
などがあります。
それでは順番にご説明していきますね!
肥満
セキセイインコは比較的長生きするペットと言われていますが、早く死んでしまう最大の理由が餌の与えすぎや運動不足により太り過ぎたため、内臓に脂肪が付きすぎて平均寿命より5年も寿命を縮めてしまいます。
どうしても1日の大半をケージの中で過ごしていると、餌を多く食べ過ぎてしまったり運動不足になりがちになってしまいます。
当時セキセイインコを飼っていたとき、私は日中仕事をしていたのもあり放鳥をあまりしてあげられないことがありました。
そのせいで、セキセイインコのメスが急激に太り肥満になってしまいました。飛んでいる姿もズーンとして重そうでしたし、行動ものろまでこのままではダメだ!と思いダイエットをさせました(;´・ω・)
ダイエットと言っても餌を減らすなどではなく、放鳥時間を長くしたり餌も低脂肪のものに変えたりしました!そうしたら少しずつ平均体重にもどり健康的な体になりました!(笑)
毎日の健康や肥満チェックをすることで、平均寿命を延ばすことができます。肥満が原因で平均寿命より5年も縮まってしまうなんて、そんなの悲しすぎますよね(>_<)
肥満は私たち飼い主で防ぐことができますので、日々の体重チェックはきちんとしておきましょう!
病気
セキセイインコが最もなりやすい病気が2つあります。メスの場合は卵詰まり、オスの場合は精巣腫瘍。
まず卵詰まりについてですが、メスはパートナーのオスがいなくても発情期を迎え年に数回無精卵の卵を産みます。実際私が飼っていたメスのセキセイインコも当時付き合っていた彼に発情し無精卵を1回だけ産んだことがあります。
セキセイインコは体が小さい為、卵を産む際に様々な原因で卵がうまく排出できず詰まってしまいそのまま死んでしまうケースも少なくありません。
毎日の観察でお腹やお尻が膨らんでいたら妊娠している可能性がありますので、卵が見えているのになかなかうまく産まない時はすぐに病院へ連れて行きましょう。
また卵詰まりの原因は様々あり、その中でもカルシウム不足や運動不足が最も多いです。
もし発情してしまった場合は、卵詰まりを少しでも防ぐためにボレー粉やビタミンDなどのサプリメントを適度に与えるようにしましょう。きちんと対策をすることにより、卵詰まりになる確率がぐんと下がります!
次にオスが最もなりやすい精巣腫瘍という病気。
こちらの病気は4~6歳の若いオスに発症しやすい病気で、発情のしすぎが最も多い原因の1つです。通常、セキセイインコのオスは春と秋の年2回発情しますが、季節問わず何度も発情をしてしまうとこの病気が発生しやすくなります。
春と秋以外にも発情行為が見られる場合の対策方法としては、日が落ちてきたと同時に部屋を暗くしたり高カロリーな食事を与えないようにした方がいいでしょう。
私が飼っていたセキセイインコのオスも結構な頻度で発情行為をしていましたので、このままではまずい…と思い別室に移動させ部屋を暗くして早く寝かしつけたり、低カロリーの餌に変えたりと色々対策しました。
この子はおもちゃによく発情していたので、取り上げてしまうと逆にストレスになってしまうので程よく遊ばせたあとそのおもちゃを隠すようにしたら、過度な発情行為をやめてくれるようになりました。
セキセイインコの発情行動は、インコを飼っている方なら結構悩むところだと思いますし試行錯誤して色々対策方法を考えますよね(;^ω^)
対策をしても発情行動がおさまらない場合は、動物病院などに連れて行き専門家の獣医師に対策方法を聞いたりしても良いと思います(*^-^*)
鉛やアロマ
私たち身近にあるものでセキセイインコの寿命を縮めてしまうものがあることを知っている方は少ないと思います。
実は、おもちゃや家具などに含まれる鉛を摂取してしまうと中毒になりそのまま亡くなってしまうのです。よくあるのが、フライパンの空焚きによる化学物質を吸収しそのまま命を落としてしまう事故。
また以外と知られていないのですが、私たち人間には全く害のないアロマオイルの香りにより中毒を起こし亡くなるケースもあります。
女性ならアロマの香りが大好きで部屋にアロマを置く方も多いと思います。私たちが何気なく使っているものが、セキセイインコにとってとっても危険なものなのです。
セキセイインコを飼う前にきちんと何が危険で何なら安全なのか調べてから飼育するようにしましょう!
他のペットからの攻撃
セキセイインコとは別に猫や犬と一緒に飼っている場合、誤って攻撃されてしまったり食べられてしまう場合があります。
放鳥中はもちろんケージの中に入っている場合でも部屋を分けておく必要があります。
実際昔両親がセキセイインコと猫を一緒に飼っていて、セキセイインコが自分でケージを開けて脱走してしまい一緒に飼っていた猫が引き留めようと軽く噛んでしまい歯が刺さってそのまま息を引き取りました。
猫は助けようと弱い力で噛んでしまっても歯が鋭いため、刺さってしまうんですよね…。これはとても悲しい出来事でした。
いくらセキセイインコに優しい猫でも、小鳥を捕まえようとする本能は残っています。大丈夫だろうと甘い気持ちにならず、飼い主がしっかりと猫とセキセイインコの様子を見てあげるようにしましょう。
飼い主の不注意による事故
飼い主の不注意による事故は意外にも多いのが事実です。
「え?そんなこと絶対あり得ない!」と思われる方も多いと思いますし、実際私も絶対大丈夫だと思っていました。
セキセイインコは人に慣れると傍に寄り添ったり飼い主の後を歩いて追いかけたりします。中には床の上で寝てしまうセキセイインコもいます。
普段注意をしながら接していても、ふと他のことに気を取られ目を離した隙に踏んでしまうなどの悲しい事故が起こることもあります。
セキセイインコを飼って最初の頃は気をつけていたのに、長年一緒に住んでいると注意力も薄れてこう言った事故が起こりやすくなるのです。放鳥中は絶対にセキセイインコから目を離さず、常に危険がないかチェックしておきましょう!
窓ガラス
セキセイインコにとって窓ガラスは何もない空間と認識し、窓ガラスに向かって飛んでいきます。物凄いスピードで窓ガラスに飛んでいくので、強く激突し脳しんとうを起してしまいます。
実際私が飼っていたセキセイインコも、部屋の窓ガラスに何度も激突し意識がなくなったり脳しんとうを起しました。それから窓ガラスにカーテンやタオルをかぶせ窓ガラスを隠すようにしました。
私たち人間は窓ガラスと認識していても、セキセイインコからすると何もないただの空間と認識してしまうんですよね。
当時の私はセキセイインコが窓ガラスに向かって飛んでいくことなんて知らなかったので、初めて窓ガラスに向かって飛んでいく姿を見たときは驚きましたし、落下して意識が朦朧としている愛鳥を見たらとても胸が苦しくなりました。
幸いその後は意識も取り戻しいつも通り元気に部屋を飛び回っていましたが、こう言った小さな不注意で寿命を縮めたくありませんよね…。
まだ、窓ガラスに対策をしていない方がいましたらぜひきちんと対策をしてください。
観葉植物
自宅に趣味で観葉植物を置いている方は多いと思います。しかし植物の種類によっては、セキセイインコに害があるものもあります。
植物自体に害がない場合でも、土に含まれている肥料や虫除けの薬品によって中毒症状が出る場合もあります。
その症状が重症な場合、最悪死に至ることもありますので放鳥する際は観葉植物がない部屋でするか、観葉植物を一時的にしまっておくなど対策をきちんとしておきましょう!
テフロン加工の調理器具
加熱していない状態では全く問題ありませんが、テフロン加工してある調理器具は一定の温度に達すると有害ガスや化学物質を発生させます。
そのため、近くにセキセイインコがいた場合中毒を起こし死んでしまう場合があります。
これは私のインコ仲間の方で実際にあった話ですが、電子レンジで調理をしていた際近くにいたセキセイインコの様子が突如急変しそのまま帰らぬ鳥となりました。原因は電子レンジから出た有害ガスです。
私も電子レンジやガスなど変な臭いがするものはセキセイインコにとって悪いものと認識していたので、料理をする際はドアを閉めて調理していました。
しかし、インコを飼っている方の中でこのようなことを知らない方もまだまだ多いです。私たちが普段当たり前にしていることでも、実はセキセイインコにとってとっても害になるものがたくさんあります。
料理をする際は、近くに寄せ付けないこと、換気扇を回しドアを閉めて調理するなど対策をきちんとしましょう!このような小さな事故は、私たち飼い主がきちんと認識しておけば防げます。
合わせて読みたい

セキセイインコの寿命の平均は大体どれくらいなのか?
セキセイインコの平均寿命は7年~10年と言われています。中型インコのオカメインコは10年~15年、大型インコのヨウムは50年ほど生きると言われています。
セキセイインコの寿命は大体5年ぐらいじゃないの?と結構おっしゃる方が私の周りでも多いですが、それは本来10年も長生きするはずが病気や不慮の事故で寿命が縮んでしまい、セキセイインコは5年ぐらいしか生きないと皆さん認識してしまっているのです。
小動物のセキセイインコは、猫や犬とあまり寿命が変わりません。
また、歳をとったからと言って外見もそんなに変わることもなく、しいて言えば羽に艶がなくなったりバサバサになると言ったところです。
平均寿命以上に長生きさせられるのは、飼い主の私たちだけです(*^-^*)毎日の健康管理はもちろん、少しでも様子がおかしかったら動物病院へ連れて行くなどし何事も早期発見です☆
合わせて読みたい

まとめ
今回はセキセイインコの平均寿命と寿命を縮めてしまう主な症状をご紹介しました!
本来セキセイインコは10年生きる動物ですが、病気や私たち飼い主による不慮の事故で寿命を縮めてしまうことが実は多いです。
私は大丈夫!と思っていても、長年一緒に住んでいると緊張感も薄くなり注意散漫になりやすいです。
実際私もセキセイインコを放鳥中、テレビに気が取られセキセイインコが近くにいるのを忘れて誤って踏んでしまいそうになったことが過去に1回だけありました。
その時は本当にヒヤヒヤしましたし、私の寿命は縮まった!と思うぐらい本当に怖かったです。このようなほんの一瞬の出来事で、大切な我が子を失ってしまうこともあります。
今回ご紹介した寿命を縮めてしまう主な症状や原因となるものを、セキセイインコだけでなくインコを飼っている方全員にもう一度再認識していただき、大切な我が子を長生きさせてほしいなと思います。
1日でも長く一緒にいられるように、毎日の健康管理はもちろん適度な運動やセキセイインコにとって危険なものがない快適な環境にしてあげることを心がけて楽しいバードライフを送ってくださいね(^^♪
コメント