最近はますます暖かくなり、過ごしやすくなりましたね。春先に生まれたセキセイインコの雛たちも、元気にパタパタし始めている頃ではないですか?
今まで小さなケースの中でお世話していた雛も、そろそろ飛ぶ練習をし始めなければいけませんね。「飛び始める時期っていつなの?」「飛ぶ練習ってどうやるの?」と、不安になっているあなた。
その気持ちすごーくわかります。私も初めて雛を育てた時は不安でたまりませんでした。でも安心してください。そんなに難しいことでも、怖いことでもないんですよ。
この記事では、セキセイインコの雛が飛び始める時期と、上手に飛ぶ為の練習方法についてご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。
雛のセキセイインコが上手に飛び始めるのは生後いつから?
セキセイインコが親鳥から離れて店頭にいるのは、だいたい生後3週目前後の雛が多いです。まだ羽の色はちらほら見える程度で、背中の毛もふわふわした綿毛の状態です。
生後4週目あたりから羽をバタバタとさせ始めます。
そして生後5週目を過ぎる頃になると、羽の色も綺麗になり、風切り羽や尾っぽもしっかりとしてセキセイインコらしくなります。
個体差はありますが、この頃には飛べる力がしっかりついてきている頃です。ケージを開けたら突然飛んで出てしまった…と、いうこともあるので気を付けてくださいね。
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飛ぶ練習方法とは?
飛ぶ練習といっても、実は飛ぶことだけなら何もしなくても自分で練習して飛べるようになるので、あなたが教えることは何もありません。
あなたがセキセイインコにしてあげるべきことは、安全に飛ぶ練習をさせてあげることです。もう一度言いますね、「安全に」ですよー。
羽ばたきをはじめたら止まり木を入れよう
セキセイインコの雛がケースの中で羽をバタバタさせはじめたら、ケースの中に雛がとまれるくらいの小さい止まり木を入れてあげましょう。
止まり木に乗るときに、ジャンプをしながら羽ばたいたりするので、飛ぶ練習にもなるんですよ。また、止まり木にとまるようになると足の力もついてくるので、放鳥した際の着地も上手になります。
窓を閉めてカーテンも閉めましょう
意外と忘れがちな窓閉め。
うっかりセキセイインコを逃がしてしまうことの原因として多いのが、この窓の閉め忘れです。そして、窓を閉めたらカーテンもしっかりしめましょう。
窓ガラスは透明なので、セキセイインコはガラスがあることに気が付かず、そのまま激突してしまう危険があります。頭からぶつかってしまうことが多いので、脳しんとうや、重大な事故につながる恐れがあるので十分注意しましょう。
部屋をすっきり片付けましょう
飛び始めたばかりのセキセイインコは、飛ぶことよりも着地が苦手です。壁にぶつかり、そのまま床まで落ちていくこともしばしばみられます。
特にケガをしてしまう可能性が高いのは、壁にぶつかって、落ちた場所が悪い時です。
例えば、タンスの裏などに落ちてしまうと、羽が変に広がったままの状態ではさまっていたりするので、羽が折れてしまうことがあるのです。
また、物がゴチャゴチャしているところに、飛び込んでくる可能性があります。そうすると、足にケガをすることもあるので、まだ飛ぶのに慣れていないセキセイインコには大変危険です。
セキセイインコを放鳥する時には、できるだけ部屋を片付けて安全な状態で飛べるようにしてあげましょう。
最初は低い位置から飛ばしましょう
部屋の中ではじめて飛ぶ練習をするときは、床に近いところからはじめましょう。初めから高いところで飛ばすと落下の可能性があるので危険です。
床から始めても良いですが、そうすると飛ばずに床の上を歩きながら探検してしまうセキセイインコもいるので、そういう場合は手のひらにのせて低い位置から飛ばせてあげましょう。
すぐに飛ぶことが楽しくなって部屋中を飛び回るようになりますよ。
名前を呼んで戻す
セキセイインコの雛は、お世話をしてくれるあなたを本当の親のように思っています。
まだ飛べない時期に外に出すと、チョコチョコと歩いてあなたの後を追ってきていたのではありませんか?そのくらいあなたを慕っているのですから、飛べるようになっても、あなたのそばにすぐにくるでしょう。
まだ着地がうまくできないセキセイインコでも、あなたの手や頭などなら雛のころから慣れているはずです。セキセインコを飛ばしたら、すぐに手を差し伸べて、名前を呼んであげましょう。
バタバタと必死ですが、あなたの手なら安心して着地できます。
そうやって着地の仕方を覚えると、カーテンレールや、部屋の止まりやすいところをみつけてどんどん飛ぶことが上手になっていきます。
「セキセイインコ黄色ハルクインのピヨちゃん 飛ぶ練習です!」
成鳥したセキセイインコの飛行距離ってどれくらい?
野生のセキセイインコは、なんと1日に400kmも移動することが可能なのです。
野生のセキセイインコは群れで移動するので、風の抵抗や、外敵から身を守る手段など野生の知恵で、最低限に抑えられるようにしているため、この距離を移動できるのです。
さすがにペットとして飼われているセキセイインコは1日で400kmは飛ぶことはありませんが、真の力としてそれくらい飛ぶ能力はあるということです。
我が家のインコも5羽で暮らしているので、放鳥すると1時間くらいは遊んだり、喧嘩しながら、休むことをほとんどせずに、ずっと追いかけっこをして飛び回っています。
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まとめ
セキセイインコは飛ぶのがとても上手なインコです。
しかし、部屋に危ないものがあるような環境では、ケガをする可能性があるので、セキセイインコに安全な環境を作って楽しく飛ばせてあげましょう。
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