いつもはとっても仲良しなインコ、ある時期突然に反抗的で言うことを聞かなくなったりすることがあります。
あんなに、可愛がっていたのに、どうして?飼い主さんはその突然の変化に、慌ててしまうことでしょう。
そんな時のために、その原因と対処法を紹介します。ぜひ、参考になさってくださいね。
これって反抗期?突然飼い主に怒る原因とは?
反抗期、人間の子供だけのものではなく、インコにもあったりするのです。それまで思いっきり飼い主さんに懐いていたのに、なんか急によそよそしくなったり、急に乱暴になって噛んだり。
うちの子に限ってそんな、と悲しむ必要はありません。性格が変わってしまったわけではなく、期間限定の場合もあるのです。
一体、何が原因なのでしょうか?
換羽期
羽の抜け変わりの時期のことです。人間の髪の毛が季節によって抜けやすくなるように、インコも羽が生え変わるために、大量に抜けやすくなる時期があるのです。
この時期は食欲不振、体重減少、そして怒りっぽくなりイライラし、噛む力も強くなります。なのでイライラして、つい飼い主さんの手を強く噛んだりしてしまうのです。
その状態は、飼い主さんにとってはとても反抗的に映るかも知れません。でも、この時期は体力も落ちて、元気がなく、病気にもなりやすくなっているので注意が必要になります。
発情期
この時期にも、普段はおとなしいインコ、特にオスが攻撃的になることが多いです。それは特定の場所を縄張りと決めてしまい、その中に入ってくる人間を敵とみなしてしまう事が理由です。
男子たるもの、縄張りを守らねば!という使命感もあるのでしょうか。本能が強くなり、インコ自身もコントロールが出来なくなってしまうのです。
でも、発情期は大体長くても、2~3週間でおさまりますので我慢してあげましょう。
巣引き
巣引きとは、飼っている鳥を繁殖させることです。可愛いインコの子供たちが生まれてくる、想像しただけでも嬉しくなってしまいますね。
ただ、人間でもインコでも子供を持つということは大きな責任が伴います。生まれてくる子に対して、その覚悟が必要になります。インコ自身も新しい命を守るのに、必死になるのです。
そのため、とても攻撃的になってしまうのです。
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インコと喧嘩しまったときの対処方法
インコと喧嘩してしまうなんて、悲しいですね。出来れば早く仲直りして、元の仲良し状態に戻りたいものです。あんなに可愛かったインコが、目をつりあげて怒っている、原因が反抗期である場合は、インコ自身も好きで怒っているのではありません。
反抗期が原因の場合
生理的で時期的なものなので、その態度に腹を立てたり悲しんだりせずに、じっと待っていてあげましょう。あまり、心配は要りません。時期が過ぎたら元の懐いた、可愛いインコに戻ってくれます。
その時は、思いっきり仲直りして可愛がってあげてくださいね。
反抗期以外の場合
もちろん、インコと喧嘩してしまう原因は反抗期だけではありません。飼い主さん自身に問題がある場合もあります。
例えば、インコの嫌がることをしたり構ってあげなかったりなど、インコの心や体にストレスを与えてしまった場合です。
また、時には病気が原因の場合も、ありえます。飼い主さんが正しく見極めてあげることが大事です。
飼い主さんが原因の時は?
インコの生理的な反抗期でない限り、早く仲直りをする必要があります。放っておくと、インコとの関係性が悪化して、それまで築きあげてきた信頼関係さえも失われてしまうことになりかねないからです。
どうしたら良いの?
まずは、インコの信頼を取り戻さなければなりません。その方法としては、インコと同じ時間を共有することです。一方的に遊んであげようとするのではなく、ただ一緒に過ごしてあげることが大事です。
鳥かごの近くで、インコの視界の中でゆっくりしたり、同じ動作をして安心させてあげてください。
インコが鳴いたら声をかけてお返事してあげたり、そうすることによって、インコには人間との仲間意識が再び芽生えて来るのです。
焦らず、慌てず、根気よく頑張っていきましょう。
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まとめ
あなたのインコが反抗的だからといって、嫌ったりしないであげてくださいね。インコにとっては、飼い主さんが全てなのです。
あなたに嫌われたら、インコはどうして良いのかわからなくなってしまいます。
大切にしているインコ、反抗期はやがて収まります。その時期に、反抗的な態度に腹を立てて、インコに辛くあたってしまったら、インコの心に深い傷を残すことになってしまいます。
せっかくの関係が、取り返しのつかないことにならないように、優しく接してあげてくださいね。
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