1匹でも、十分可愛らしいインコ。たくさんのインコを一緒に飼ったら、その嬉しさは何倍にもふくらむことでしょう。たくさんのインコたちに囲まれた暮らし、夢のようですね。
でも、気を付けなくちゃいけないこともあるのです。たくさんのインコを一緒に飼う、つまり多頭飼いには楽しい事ばかりではなく、大変なことも多いのです。
この記事ではそんなインコ達と楽しく暮らすために、注意すべきことを紹介します。ぜひ、参考になさってくださいね。
多頭飼いのデメリットと注意点
1匹飼いと多頭飼い。それぞれに、良い面も悪い面もあります。1匹だけの子は、飼い主さんが全てになります。思いっきり慣れてくれる可能性が高いです。
ただ、飼い主さんがお留守にする場合は、とっても寂しくなってしまいますよね。そんな時、インコにお友達がいっぱいいたら、飼い主さんがいない時でも楽しく過ごせるかもしれません。ただ、注意も必要になるのです。
仲良しになれるかな?
人間同士でもそうですが、インコも仲良しになれる場合となれない場合があります。
まず、仲良しになれない子たちだったら、かえってストレスになってしまいますので、無理に仲良くさせようとはせず、距離をおいてあげる必要があります。
ちゃんと見ていてあげられる?
もし、仲良しになれても一緒に放鳥してあげる時には、注意が必要になります。1匹だけだったら大丈夫でも、2匹目、3匹目、それ以上になったら飼い主さんの目が、インコたちに行き届かなくなる恐れがあります。
その結果、思わぬ事故を招きかねません。
健康管理も必要なのです
家族で一緒に暮らしていたら、良いことも悪いことも共有することになります。たとえば、家族の誰かがインフルエンザになったら…。
インコたちも同じです。1匹でも病気になったら他のインコに感染してしまう場合もあるのです。1匹飼いの場合より、注意が必要です。
もしも子供が産まれたら?
インコ同士が仲良しになって、子供がたくさん産まれるようになったらすごく嬉しいし、楽しいことには違いないのですが、大丈夫ですか?産まれてきたヒナたちに責任が持てますか?
これから、どんどん増えてしまうかも知れません。飼い主さんとしては当然、産まれてくる子たちも守ってあげる必要があるのです。
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多頭飼いの同居方法は?
それでも頑張ってたくさんのインコたちを飼いたい、そんな場合の同居の方法を紹介します。
まずは慣れてもらいましょう
先に飼っている、先住鳥のご機嫌を取ることが大事です。いきなり新しい子が来たら驚いてしまうので、大丈夫だということをわかってもらう必要があります。
鳥かごは別々に
そのために、初めは別々の鳥かごのままにしましょう。とりあえず同じ部屋に置くことで、お互いの存在をわかってもらいます。
大丈夫そうだったら、鳥かごを隣同士にしてみましょう。どうですか?新しい子と先にいた子は仲良くなれそうですか?
別々にする理由
最初に鳥かごを別々にするのは、相性を確認するだけが理由ではありません。もし、新しい子が病気に感染していた場合、先にいた子にも伝染ってしまう恐れがあります。
あらゆる意味で2週間くらい、時間をかけるのが良いかもしれません。
一緒に放鳥してみましょう
でも、この時はケンカすることがないか、事故を起こさないか、くれぐれも気をつけてくださいね。飼い主さんの、厳重監視の下で行ってください。
同居させた場合
同居させた場合は、お世話をするときには先にいた子を優先させましょう。そうしないと、いじけて飼い主さんになれなくなってしまったり、新しい子に嫉妬していじめてしまうかもしれません。
今まで築いた信頼関係を、壊さないように気を付けてください。
いくら仲良くなっても
放鳥の時に、いくら仲良しに見えても、種類や大きさの違うインコは同居はさせないようにしましょう。ちょっとしたことでも体格の違いによる事故に繋がる事もあります。
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まとめ
インコのお友達を増やしてあげたらどうなるか?仲良しになれたならインコにとってもラッキーですが、仲良くなれない子だったら、どうでしょうか?
あなたが留守の時に寂しい思いをさせたくなくて、新しい子を増やしたとしてもかえってインコにとっては迷惑になる場合もあります。
もちろん、嫌な子でもたった1匹でお留守番するよりはマシ、と思うインコもいるかも知れませんが、飼い主さん目線の理由だけで、むやみやたらに新しい子をお迎えはしないでください。
もしかするとこれまで可愛がってきた、先住のインコを不幸にしてしまう事もあるかもしれません。とにかく、飼い主さんの決心が必要です。どの子も、みんな幸せに暮らせるように頑張りたいという気持ちを忘れないでください。
それによって、インコたちは、それ以上の愛情であなたに応えてくれることでしょう。どうか、あなたやインコたちが、幸せに暮らせますように。
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