インコだけでなく、私たち人間や動物でも生きている限り病気はケガはつきものですよね。
特に、動物の中でインコは病気を隠してしまう生き物なのです。病気になってしまうと、外で敵に襲われたり仲間の群れから外されてしまうからです。
私もインコが大好きで飼っていますが、やはり飼い主が病気に気付くのはかなり弱っている状態の時が多いです。気付いたときには手遅れだった…なんてことも珍しくありません。
どんなペットでも大切な家族の一員ですよね。今回は、そんな悲劇を防ぐためにもインコがかかりやすい病気や私たち飼い主ができる事についてご紹介します!
これからインコをお迎えしようかと考えている方や、現在インコを飼っている方はぜひ、この記事を読んで参考にしてください(*^-^*)
少しでも、大切なインコちゃんに長生きしてもらいましょう♪
インコがかかりやすい病気はどんなものがあるの?原因と予防方法
先天性な病気や飼育環境によって発症する病気など様々ありますが、早期発見すれば治療で完治することも可能です!インコがかかりやすい病気の原因と予防方法を紹介しますね!
ヨード欠乏
原因
ヨード(ヨウ素とも呼ばれています)とは、海藻の魚介類に多く含まれるミネラルで、甲状腺ホルモンの生成にはとっても欠かせないものです。
ヨードが不足すると症状が発生します。
症状
症状としては、甲状腺に異常が出ます。甲状腺はインコの首あたりにあり、ヨード不足により甲状腺が腫れて気道が塞がる・圧迫され呼吸困難を起してしまいます。
ゼーゼーと息苦しそうにしている姿を見て飼い主が発見する場合がありますが、インコは元々病気を隠すので、息苦しそうにしている状態はすでに悪化していることがありますので、早急に病院へ連れて行きましょう!
予防方法
シードを主食で与えている場合、主食とは別でボレー粉やカトルボーンなどを接種させるといいでしょう◎
この2つで十分栄養は足りますが、その他栄養素を適正量接種させるためにネクトンSという酵母を飲ませておくとより安心ですよ(^^♪
ビタミンA欠乏症
原因
ビタミンAが不足することで症状が発生します。青菜やビタミン剤などを与えていない子に生じやすいです。
症状
目のまわりが腫れたり、結膜炎、膨張、涙目、鼻汁、鼻孔の閉鎖に伴う呼吸器疾患。賢不全や通風、また雛の場合骨の成長不良などもあります。
その他にも、鳴き声がかすれたりくしゃみをしたりなどの症状が現れるようになります。
予防方法
普段の食生活が問題で起こってしまう症状なので、病気を防ぐためにも主食がシードの場合はペレットに切り替える、またはビタミンAを摂取できるように飲み水やシードにビタミン剤を混ぜたり緑黄野菜を与えるようにするといいでしょう。
小松菜や豆苗などは手軽に購入できビタミンもきちんと摂取することができるので、ご自身のインコちゃんに合わせて与えてみてください♪
卵詰まり
原因
カルシウム不足による殻の軟化、親鳥の未成熟、高齢、日光不足、寒冷、運動不足、産卵過多など様々な原因があります。
卵の殻が柔らかいと上手く排出できなくなったり、高齢の場合排出する力が弱くなって詰まってしまうこともあります。
症状
メスの体内に卵が詰まってしまう状態。卵を持っていますので、外見からお腹が膨らんでいるのが明らかに分かります。
身籠っている状態で、食欲不振になったりうずくまっている場合は卵詰まりの可能性がありますので早急に病院へ連れて行きましょう!
予防対策
カルシウムをしっかり摂取させましょう!ボレー粉やビタミンなどをしっかり与えてあげることと、天気の良い日は日光浴などをさせましょう。
カルシウムが不足してしまうと、卵の殻がうまく形成されず柔らかい殻になってしまうので上手く排出できない原因になります。また、インコは発情しなければ産卵はしないので発情する対象を取り除きましょう!
私の飼っているメスの子も、当時付き合っていた彼に発情し無精卵の卵を産みました。交尾しなくても、何かに発情することによって簡単に産卵してしまいます。
インコちゃんのためにも、これ以上発情させないように上手く工夫しましょう。
食滞
原因
エサの濃度や質などの不適切な給餌によるそのううっ血や異物摂取による閉塞。
また、ヒナの挿エサをパウダーフードのみにしていたのを粟穂を加えたり切り替えたりすることで、今までパウダーに慣れていたそのうが消化不良を起こしてしまう事例もあります。
全身性の感染症や季節の変わり目、気温の変化、換羽期による体調不良が引き金になる場合もあります。
症状
本来そのうに溜めたエサは胃に流れていきますが、エサの落ちが悪くうまく胃に送り込まれず、そのうにエサが滞留してしまう状態のことを言います。
胸部が大きく腫れあがったり、呼吸困難、エサを上手に食べれず衰弱、吐き気、軟便、下痢と言った様々な症状が出ます。小さいヒナはまだ羽が生えていないので、よくそのう部分が見えます。
エサを与えると、そのうにエサが沢山溜まり次のエサを食べさせる時にはペタンコになっている事が正常ですが、エサがまだ残っている場合は消化が遅れていると判断して良いでしょう。
また更に、そのうが硬く指で触れたときに指跡が残るほどになっている場合食滞の可能性があります。悪化してしまうと、最悪命を落としてしまうケースも珍しくありません。
予防方法
上手く胃に流れていない場合は、ゆっくりと胸部をマッサージしてあげると良いでしょう。また、食べさせた後にぬるま湯をスポイトなどで飲ませてあげるなどそのうに滞留しないように工夫しましょう!
重症の場合、切開手術が必要になることもあります。もし、症状が良くならないなと思ったら早急に病院へ連れて行きましょう。
そのう炎
原因
そのう(エサを一時的に溜めておく器官のこと)炎は、そのうと言う器官で炎症が起きている状態を言います。そのうは湿度や温度が高く、私たち人間の胃のように強酸性ではないため細菌や真菌が繁殖しやすい器官なのです。
水分を含んだ粟、パンやうどん、ごはんなど人間の食べ物を与えることで発症します。
他にも、ビタミンAが欠乏してしまう、トリコモナス症などの感染、サルモネラ菌など雑菌による発症原因とも言われています。
症状
生あくび、水をよく飲む、首を盛んに振る、エサをまき散らかすように吐く、嘔吐物から嫌な匂いがする、食欲不振など様々な症状があります。
予防対策
当たり前のことですが、人間の食べ物を食べさせないことが1番です!どうしても可愛くて少しぐらい…と与えてしまう飼い主さんは実は多かったりします。
その一瞬の出来事で、可愛いインコちゃんを苦しませてしまう事になってしまうので絶対に食べさせないようにしましょう。また、放鳥して目を離した隙に勝手に食べていた…なんて事もないようにしましょう!
私たち飼い主がきちんと注意しておけば、そのう炎は防ぐことができます!
ウイルス性羽毛疾患(PDFD)
原因
サーコウィルスというウィルスの感染が原因で発病する難病で、私たち人間に例えるとエイズのように免疫が低下するという、現在治療薬が確立されていない不治の病です。
直接的な接触感染はもちろん、病鳥の糞やフケ、脂粉などの空気感染でも感染し発症します。
特に白色オウム(キバタン、コバタン、タイハク、コキサカオウムなど)の生後1~2年の幼鳥が感染しやすいと言われています。ちなみに、文鳥と九官鳥はPBFDに感染しないことが判明されています。
症状
症状は3つあります。
- 羽の異常…羽が生えてもすぐ抜けてしまう。羽の形状に異常が見られたり羽軸に血が付着している。尾羽が伸びないなど…。
- くちばしの変形…くちばしが異常に伸びエサが食べられなくなる。(病院に連れて行くと伸びたくちばしを切ってもらえます)
- 免疫不全…免疫低下で様々な病気を併発してしまいます。
予防方法
現在予防方法として、確立されたものはありませんが大切なのは「消毒」です。PBFDのウィルスはどこにでもいます。大切なインコちゃんを守るためにも、インコちゃんを触る前には必ず手をよく洗い消毒しましょう。
野鳥もそうですが、特にペットショップなど鳥と多く接触するような場所に行った場合は、洋服を着替えるぐらいの用心が大切です!
熱中症
原因
長時間の日光浴や暑い室内、また真夏の炎天下に短時間でも日差しを浴びると熱中症になることがあります。また、日差しを直接浴びていなくても真夏の暑い室内の温度や湿度が上昇すると熱中症になる場合があります。
症状
口を開けてハァハァと呼吸をする、羽を広げる、足取りがふらついている、止まり木から転げ落ちるなど。
予防方法
真夏や日差しが強い日の日光浴は、日陰を作り15分程度にしておきましょう!日陰を作る事が難しい場合は、ケージの上からタオルをかけてあげるだけでも全然違いますよ(^^)
また日光浴後は異変がないか、30分ほど様子を見ておくと安心です。日光浴は、インコの健康維持に欠かせないものです(*^-^*)
飼い主さんは十分に注意しながら日光浴をさせてあげましょう♪
マイコプラズマ症
原因
「マイコプラズマ」と言う細菌により引き起こされる呼吸器の感染症。マイコプラズマは単独ではあまり発症することはなく、他の病原体と混合することで発症します。
身近な動物だとニワトリがよく発生すると言われていますが、鳥類はすべてに発症する可能性があり、オカメインコやセキセイインコ、大型インコ類でも発症します。特に1歳未満の幼鳥は発症しやすいと言われています。
症状
結膜炎、鼻炎、副鼻腔炎などの症状があり、これらの症状が進行すると肺炎、気嚢炎、呼吸困難、食欲低下、羽を膨らませてその場から動かなくなるなど様々な症状が出ます。
予防方法
予防方法としては、適切な栄養摂取と衛生的な環境を保ち過度のストレスを減らすことで予防できると言われています!
毛引き症
原因
環境が変わった事によるストレス、飼い主が短期間(長期間)不在になった、新しい鳥をお迎えした、かまってもらう時間が減って寂しさを紛らわすために始めるなど主にストレスによることで発症します。
症状
インコが首周りから口ばしが届く範囲すべての羽を自分で引き抜いてしまう。重症化すると出血や地肌が見えてしまうほどになってしまう。
予防方法
毛引き症の主な原因は、環境の変化や飼い主との間で起きる事が多いです。
環境が変わったりかまってあげる時間が減ってしまった場合は、徐々にその環境に慣れさせ過度なストレスを与えないことが良いでしょう。
実際私のインコもストレスによる毛引き症を発症させました。あの当時は仕事も忙しくあまりかまってあげられなかったのと、新しい子をお迎えしてしまったのが原因でした(´;ω;`)
毛引き症は発症してすぐに改善すれば治る事もありますが、症状が長い場合それが癖になってしまい完治は難しくなります。
見てるだけでとても痛々しく可哀相な思いをさせてしまったと、今でも反省し後悔してます。そうならない為にも、インコちゃんのストレスを少しでも軽減させ発症させないようにしましょう。
カンジタ症
原因
「カンジタ」とは消化器官に常在する菌の1つで、偏った食事や長期間の抗生物質の投与、ビタミン不足やストレスによって繁殖します。
症状
口腔、そのう、胃腸粘膜などの潰瘍や膿瘍などで皮膚や口ばしに病変を作ることもあります。その他に、食欲不振、嘔吐、下痢、体重減少などの症状表れ、最悪の場合命を落とすこともあります。
予防対策
バランスの取れた食事や、ケージ内を常に清潔に保てるように衛生管理を徹底することが大切です!ケージは2週間に1回、最低でも月に1回は丸ごと洗いましょう。
肝不全
原因
細菌や寄生虫などの感染症によって肝機能が低下するものと、血腫や慢性の脂肪肝などが原因でなる非感染症によるものがあります。
症状
口ばしや爪が長く伸びる、内出血、膨羽、食欲不振、体重減少、嘔吐など様々な症状が出ます。
予防方法
予防としては、感染症の予防や放鳥などをして運動不足を改善すると良いでしょう。
賢不全
原因
賢不全とは賢機能が50%下回った状態を言います。
脱水、循環不全、ウィルスや真菌(カビ)などによる感染のもの、腫瘍、低栄養など様々な原因が考えられます。
症状
元気がなくなる、膨羽、多飲多尿、体重減少、脚の麻痺などの症状が出ます。
予防方法
バランスのよい食事を心がけ、賢臓に負担がかからないようにしましょう。また、衛生管理も大切です!
胃内異物
原因
放鳥中により誤って異物を飲み込んでしまい消化できない状態。身近なものだと、ビニール袋やアクセサリーなど室内にある様々なものが原因となります。
症状
胃や腸に溜まってしまい上手く排出できないことによる食欲不振、嘔吐などが挙げられています。症状が進行してしまうと衰弱してしまい、最悪命を落とすこともあります。
予防方法
放鳥をする場合は、身の回りに誤飲してしまうものがないか確認しましょう!人間の食べ物ももちろんNGです$203C
インコが口にしてしまいそうなものや危険なものは、周りに置かないようにしましょう。ちなみに私は、鳥専用の小さいお部屋を作りそこで放鳥やお世話をしてましたよ(*^-^*)
私生活の部屋とインコの部屋を分けることで、危険な物を置くことがないので誤飲などを防ぐことができました☆
カルシウム欠乏症
原因
カルシウムが十分に摂取できていないことが主な原因。
症状
動きが鈍くなる、脱力、立つことができず横たわる、痙攣を起すなど様々な症状が出ます。メスの場合、カルシウム不足になると卵詰まりなどの原因になります。
予防方法
主食がシードの場合、ボレー粉やカトルボーンを与えて不足しているカルシウムを補給してあげましょう。
シードにはカルシウムの栄養素が含まれていないため、シードのみを与えているとカルシウム不足が原因で様々な病気や骨格異常を引き起こすこともあります。
また、カルシウムを摂っていてもビタミンD3が不足しているとカルシウムを十分に吸収することができないので、日光浴を合わせて行うと良いでしょう☆
アスペルギルス症
原因
環境中に多く存在する「アスペルギルス」というカビの一種。
空気中のほこりの中などによく見られ、免疫力が低下したときにアスペルギルスの胞子を吸収し発症してしまいます。
健康なインコであれば多少吸収しても発症することはないと言われていますが、大量の胞子を一度に吸収してしまうと急死に至るケースもあります。
症状
初期症状はほとんど無症状ですが、インコが突然同じ場所から動かなくなったり、咳、声の変調など呼吸器の症状が現れます。
運動したあと、正常の呼吸に回復するまでに時間がかかることもあり、呼吸困難で突然死になることもあります。
予防方法
予防方法としては、真菌による感染経路のためケージ内はもちろん周辺の環境を整え清潔な状態を保ちましょう。
エサ入れや水入れ、またケージは最低でも月に1回は洗浄消毒し常に清潔にしましょう!
マクロラブダス症(AGY)
原因
多くの鳥類が胃に保有しているカビの一種。
ストレスや病気などで免疫力が低下すると発症しやすくなります。鳥類の中でも特にセキセイインコが多く発症している病気です。
症状
嘔吐、下痢、食欲不振、黒色便、体重減少など様々な症状が出ます。
予防方法
清潔な環境作りと、ストレスを軽減することにより発症を防ぐことができます。
マクロラブダス症は、慢性化してしまうと治りづらい病気ですが早期発見することで完治も可能な病気です。ストレスフリーな環境を作りつつ、日々の健康チェックをすると尚いいと思います☆
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病気のときの応急処置方法
インコの体調不良に気付いたら、まず「保温」をしてあげることが大切です(*^-^*)プラケースなどにインコを入れて、ペットヒーターで28~30度まで温めてあげます。
時々、インコちゃんが暑がっていないか確認し温度を調節してください♪
ヒーターがない場合、ホッカイロなどをケースの外に置いて温めてあげるのも良いですよ☆私もヒーターがない時は、ホッカイロを代用して温めてあげてました!
温めてあげようと必死になり、プラケースの中にタオルを入れる方を時々見ますが爪が引っかかって危ないので、キッチンペーパーなど爪が引っかからないようなものを引いてあげましょう。
症状が軽い場合でも、どんな病気が隠れているか分からないのですぐに動物病院へ受診してくださいね!
私たち飼い主ができること
普段から飼い主である私たちができることは、ケージの中や周りの環境を清潔に保つこと。糞やエサ、水回りなど衛生面を清潔にしておくことにより病気の元になる菌の繁殖を防ぐことができます。
また、日頃の体重や糞の状態チェックをしておくと早期発見に繋がります!
「最近食欲ないなぁ~」とか「糞がいつもと違う…」など普段と少し違う変化があった場合は早急に病院へ受診してくださいね(*^-^*)
しかし、どれだけ栄養面や清潔を保っていても病気になってしまうことはあります。もし、インコちゃんの様子が少しでも違うな?と思ったら保温を優先しましょう!
インコは体温が下がると免疫力も低下し一気に具合が悪くなることがあります。保温をしつつ、なるべく揺らさないように病院へ行ってくださいね(*^-^*)
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まとめ
今回はインコが注意すべき病気をご紹介しました!聞いたことない病名がいくつかありますが、結構かかりやすい病気ばかりなのです。
私が飼っていたインコでも、そのう炎や毛引き症など発症したことがありました。毛引き症の子は早期発見だったのでそこまで酷くはならなかったですが、完治することはできませんでした(._.)
またそのう炎にかかってしまった子は、気付くのが遅くもう手遅れの状態であっという間に虹に橋を渡ってしまいました。あの時、ちゃんとインコがかかりやすい病気をきちんと調べておけば…と今でも悔しい思いでいっぱいです(´;ω;`)
私のように悲しい思いにならない為にも、インコちゃんがかかりやすい病気はきちんと把握しておくと、もし症状が出ても冷静に対応できますし完治することも可能です。
また、最も大切なことは病気と診断されてもインコちゃんと一緒に諦めず治療をしてください。ご紹介した病気の中には、何年も治療をしなくてはならない病気もあります。
治療している姿や辛い姿を見ているのはとっても辛いですが、飼い主がインコちゃんを励まして前向きに闘病すれば、必ずインコちゃんに気持ちが伝わり頑張ろうと思ってくれますよ(*^-^*)
大切なインコちゃんだからこそ、きちんと病気のことを知りきちんと対応できるようにしておきましょう(#^^#)
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